量と質、そして時間
さまざまな場面で、量と質の関係性について考える機会があります。
先に断言しておきますが、文章を書くときは、量よりも質を重視しましょう。
これは当然の話で、いくら長い文章を書いても、内容の質が低ければ読むに値しません。
それに対して、たった一行の文が何百万、何千万というお金を生み出すこともあるのです。
文章において考慮すべきなのは量と質の関係性ではなく、質と時間の関係性です。
まずは、自分が世間に公表できる質の文章を、どのくらいの時間で書けるのかを把握しましょう。
自分の執筆速度がある程度つかめたら、質と時間の整合性がとれるポイントが見えてくるはずです。
良質な文章を早く書けるのが、赤い座標です。
時間をかけて質が悪い文章を書くのが、青い座標です。
今、あなたの座標はどこにあるでしょうか。
より早く、より良質な文章を書くためには、質と時間の関係性を突き詰める必要があります。
特に、仕事として文章を書く場合には、この作業が重要です。
のんびり自分のペースで書いていると、クライアントや編集者からお叱りをいただくかもしれません。
もしくは、契約が打ち切られてしまうことも考えられます。
まずは、質と時間の整合性がとれるポイントを探しましょう。
場数を踏んで、短時間で良い文章が書けるようになれば、それはあなたの文章力が向上した証拠です。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません