一歩踏み込んだ表現で、厚みを加える

言葉を自在に操ることができれば、書くことをより楽しめるようになります。

楽しみながら書いた文章はいきいきとしたものになり、結果として読み手を満足させることができるのです。

ただし、言葉を自在に操るには練習が必要です。

例文をみながら考えましょう。

例文
 剣道は、個人で行うスポーツだ。

決して悪い文章ではありません。

しかし、これだけでは面白みに欠ける印象があります。

ここで、一歩踏み込んだ表現を考える必要が出てきます。

工夫するのは、たった一言です。

改善文
 剣道は、個人で戦うスポーツだ。 

「行う」ではなく、「戦う」です。

実際に試合が行われる様子だけでなく、競技者の意気込みを思い浮かべることができますね。

感受性が豊かな読み手であれば、練習を重ねる経緯や、対戦後の感情まで想像することもあるでしょう。

言葉ひとつ変わっただけで、文章の厚みが増すのです。

全体からみれば、細かい違いなのかもしれません。

しかし文章の善し悪しは左右するのは、その細かい違いであることは事実です。

無難な表現ばかり使えば間違いは減りますが、読み手の心は動きません。

書くことに慣れてきたと感じたら、一歩踏み込んだ表現を使ってみましょう。

もちろん、書き手にとって、それはとても勇気のいることです。

適切な表現や、使うべきタイミングを見極めるのが難しいからです。

克服するには、挑戦をくりかえすことがいちばんの近道です。

例文のように「行う」を「戦う」にするなど、表現を工夫することを考えながら書きましょう。

このような表現を自然に使えるようになれば、書き手としてのレベルが高くなった証拠といえます。

なにより、冒頭に書いたように、書くこと自体が楽しくなります。

今よりも良い文章を書けるように、少しづつチャレンジしていきましょう。

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