内容に合わせた表現を使う

書きおえた文章を見直すと、書いた本人ですらしっくりこないことがあります。

文の意味は通じるものの、なんだかギクシャクしていて、このまま公開するのもはばかれるような違和感を覚える場合ですね。

大きな原因として、「文の内容」と「使っている表現」とのマッチングがとれていないことが考えられます。

例文を見てみましょう。

原文

親は、公園で遊ぶ子どもたちを注意深く監視すべきだ。

強いメッセージを伝えるべく、しっかりと言い切った文ですね。

しかし、伝えたい内容を見ると、さほど難しいものではないことがわかります。

「監視すべき」という言葉を使うほど切羽詰った状況ではなく、やはり違和感を覚えます。

この場合、「監視すべき」という文言は不適切です。

改善文

親は、公園で遊ぶ子どもたちを注意深く見守るべきだ。

「見守るべき」という文言を使って、書き換えてみました。

親の子どもに対する思いはそのままに、文の堅さが軽減されたのではないでしょうか。

重要なのは、書き手が文の性質を理解することです。

「文の性質」とは伝えたい内容はもちろん、どのような事柄を扱っているのか、あるいは誰に読ませる文なのかまで、考えなければなりません。

誤解を防ぐため、堅い表現を使うべき文章では、難しい表現になってしまうこともあるでしょう。

しかし例文のように、「日常の当たり前」を扱う場合、とくに力を入れる必要はありません。

かえって、わかりづらくなるからです。

書き手はこれを理解した上で、自分の文章を冷静に判断しなければなりません。

文の内容に合わせた表現を使いましょう。

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