「緊張」と「緩和」のギャップを扱う
「緊張」と「緩和」は、さまざまな心理効果をもたらします。 安堵や絶望、笑いや感動など、緊張と緩和に触れた私たちは心を大きく動かされるのです。 おもしろい物語を書きたいのであれば、これを作品に盛り込まない手はありません。 ...
小さな謎で読み手を惹きつける
今回ご紹介するのは、ミステリー小説にあるような大がかりな謎ではありません。 読み手を惹きつけるための、小さな謎です。 テレビ番組で「コマーシャルの後、あの大物芸能人が登場!」といった演出をすることがあります。 す ...
大きな謎は小出しに明かす
今回は、大きな謎の扱いについて考えます。 ここでいう「大きな謎」とは、物語の根幹を支えるような、主軸となるべき秘密のことです。 書き手は、どのようにしてこれを扱うべきなのでしょうか。 前回の例をもって考えましょう ...
相応の「障害」を設定する
自分自身が強く願っていることは、できればすぐにでも叶えたいものですね。 「モテたい」 「お金持ちになりたい」 「作家デビューしたい」 誰であっても何かしらの大きな願望を抱きます。 そして、なるべく早く実現すること ...
小さな願望で展開する
今回は、この記事に関連する内容を具体的にご紹介します。 ● 登場人物の「願望」で展開する 登場人物の「願望」を小説に盛り込むとき。 とくに、場面を展開するために願望を用いるときに、おさえておきたいポイントがあります。 ...
登場人物の「願望」から展開を考える
物語を書き進めていくと、展開の仕方に迷うことがあります。 アイディアが浮かばないパターンや、次の場面に上手く繋げられないパターンなど、書き手の思い描いていた筋から外れてしまう状況です。 今回は、これを解決するためのヒントをご紹 ...
魅力的な物語には「大きな葛藤」がある
今回は、葛藤を作品に組み込むときの考え方についてご紹介します。 前回の記事では、葛藤がもつ意味やその性質について解説しました。 ● 「葛藤」について 葛藤する原因が、内側にある場合と、外側にある場合。 原因のある ...
「葛藤」について
小説に盛り込むべき「葛藤」について考えます。 「小説を小説たらしめるもの」は、それほど多くありません。 なかでも「葛藤」は、その代表格といって差し支えない概念です。 不思議なことに、広 ...
なぜ小説で「物語」を書くのか
文章は情報を伝達するためのツールです。 私たちの社会では、たくさんの情報が文章によって伝えられています。 そのなかでも異質なのは、小説の存在です。 小説は「小さく説く」と書きます。 一体、なにを説くのでしょうか。 ...
古い言葉を使って「深み」を演出する
今回は、表現の「深み」を演出する方法をご紹介します。 小説を執筆していると、手垢のついた表現を使いたくないと思うときがあります。 たとえば、このような文です。 原文 あきらめた僕に残っ ...