文章の定義

2017年4月3日

 

読む文章に、書く文章。

私たちの生活にはたくさんの文章が溢れていますが、その定義について考えたことがありますか?

あやふやなまま先へ進まず、ここで文章そのものについて理解を深めましょう。

 

 

手始めに、「文章」をGoogle検索してみると、このような結果が最上位に表示されます。

 

 

ぶんしょう
文章
1. 幾つかの文を連ねて、まとまった思想を表現したもの。
  特に、それを文字によって表現したもの。
2. 詩に対して、散文のこと。

 

どのような辞書で調べても、おおよそこのように定義されているはずです。

それぞれの説明を掘り下げてみましょう。

 

 

 

1.幾つかの文を連ねて、まとまった思想を表現したもの。特に、それを文字によって表現したもの。 

文章に対する最も一般的な解釈ですね。

要するに、「気持ちや考えを文字で表した文の集合体」を文章と捉えています。

 

 

2.詩に対して、散文のこと

多角的な見方からそのものを定義するのは、辞書あるあるのひとつですね。ここでは、散文という言葉を用いて説明しています。ざっくり解説しましょう。

 

小説や論文などに書かれる文章を、散文(さんぶん)といいます。韻律や句法などのルールが定まっていないのが特徴です。

これに対して型にはまった文は韻文(いんぶん)と呼ばれ、散文の反意語となっています。詩は韻文に大別されるので、定義上は相反するものであるということですね。

韻文と散文

 

 

 

 

文章の定義を確認したところで、直接的な文章力の向上には繋がらないかもしれません。

しかしながら、自分が取り組むものの定義を知ることはとても大事です。

 

 

時間があれば、手持ちの辞書を使って「文章」という言葉を調べてみてください。

辞書ごとに違った表現や解釈をしている場合があり、自分にはなかった捉え方に触れることができます。

特に、多角的な見方をしている項目(ここでは「散文」を用いた解説)から、新たな発見に出会うこともあるのでおすすめです。

 

Posted by 赤鬼