句点を打つのは文末のみ

2017年4月22日

 

句点は、文の切れ目に打つ記号です。

文末に打つというルールは、小学生でもわかるような常識ですね。

しかしときどき、間違った使い方を目にすることがあります。

 

 

原文
 いつも明るく笑顔でいる。をモットーにしている。

 

掲げたモットーの切れ目に気をとられて、ついつい句点を使ってしまった例です。

構造を紐解くと、前半の「いつも明るく笑顔でいる。」と、後半の「をモットーにしている。」とで分解されてしまいます。

これでは文章として成立しません。

 

 

改善文
 A. いつも明るく笑顔でいる、をモットーにしている。
B. 「いつも明るく笑顔でいる」をモットーにしている。

 

解決のためには考えられる策は、ふたつあります。

Aのように読点で区切る方法と、Bのようにかぎ括弧を使う方法です。

このように表記することで、文章として自然なかたちになります。

 

当たり前に使えると錯覚している句点ですが、気を抜いてはいけません。

油断すると、思わぬ落とし穴にはまってしまいます。

句点を打つのは文末のみに限ることを、再確認しましょう。

Posted by 赤鬼