横書きでも漢数字を使う例
日本では古くから縦書きで文章を書いてきました。
しかし、現在は横書きが主流になっています。
そこで、もっとも書き手が迷ってしまう問題は、数字の表記です。
横書きの文章では、原則として算用数字を使います。
しかし、考えなしに算用数字を用いてしまうと、地雷を踏んでしまうことがあります。
横書きでも数字を使う場合について、基本となる例をみていきましょう。
固有名詞
板垣 5 郎 → 板垣五郎
33観音 → 三十三観音
人名や地名など、固有名詞として扱われるものは漢数字を用います。
熟語や慣用句
1期1会 → 一期一会
1石2鳥 → 一石二鳥
熟語や慣用句として認知されているものに算用数字を用いるのは間違いです。
不確定数
10数人 → 十数人
数100倍 → 数百倍
数をぼかした表現では、漢数字を用いるのが通例です。
今回は、文章を書くときに頻出するであろう3つの例を挙げました。
しかしこれらはほんの一握りで、例外となる場合もあります。
数字の表記について詳しく知りたい人は、新聞社や出版社が発行している用語集を参考にしましょう。
多いものでは十数ページにわたって、使い分けのルールを解説しています。
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コメント一覧
「古来から」
ありがとうございます。