やらわかい印象を与える
文章をパッとみたとき、難しそうだなと感じることがあります。
そのような文章は、読み始めるまでのハードルが高くなり、読み進めるにはたくさんのエネルギーを必要とします。
例文1
御注文の商品は、既に発送致しました。この度は誠に有難う御座いました。
読んでしまえばとてもかんたんな内容だとわかりますが、どうにも堅苦しく感じませんか?
この調子で長文が続いていくとしたら、読むのが億劫になってしまいますね。
この文章が読みづらい原因は、漢字が多く使われているところにあります。
ひらがなに変えても差し支えないところを探して、書き換えてみましょう。
例文2
ご注文の商品は、すでに発送いたしました。この度はまことにありがとうございました。
両者を比べると、目に入ったときの印象がまるで違いますね。
同じ内容を書いているにもかかわらず、例文2の文体が読みやすく感じるはずです。
このように、適度にひらがなを組み込むことで、文体の印象を変えることができます。
もちろん、なるべくやわらかい印象を与えたほうが読みやすくなるのですが、過剰にひらがなを使いすぎると幼稚な文章になってしまいます。
重要なポイントは、漢字とひらがなの割合をコントロールするということです。
やわらかすぎず、堅すぎず、ちょうど良く加減しながら書いていきましょう。
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