感嘆符「!」の使いどころ

2017年4月12日

 

感嘆符は、文章を書く上で欠かすことのできない便利な武器です。

感情をわかりやすく表現できますし、重要な部分を強調する効果もあります。

 

 

 

例文

 A. 彼は「そんなのデタラメだ」と言い放った。

B. 彼は「そんなのデタラメだ!」と言い放った。

 

例文を比較してみると、読んだときの印象が変わることに気がつくはずです。

Aは淡々と切り捨てたように感じますが、Bは激高して叫んだようにみえます。

 

このように登場人物のセリフとして使用すれば、とても効果的に感情を表現することができます。

 

 

しかし、書き手の感情を表現するために使うことはおすすめしません。

 

たとえば、私がこのように感嘆符を使ったとします!

暑苦しく感じるはずです!

押し付けがましく思われるかもしれません!

文章に勢いつきますが、やはり乱用するのは良くないですね!

 

この調子で書いていけば、何を強調したいのかが伝わらないですね。

それどころか、文章そのものが稚拙に見えます。

感嘆符を使うのであれば、本当に強調したい部分、もしくは特別に表現すべき感情に限定するのが無難です。

 

 

加えて、文章はその重要度が高ければ高いほど、書き手は冷静であることを求められます。

自分を律する

身近なところでは、ビジネス文書ですね。

公平性が求められる実用文では、感嘆符の使用は避けましょう。

 

Posted by 赤鬼