大事な内容を先に書く

2017年9月8日

 

大事な内容を先に書くことで、文章は格段に読みやすくなります。

例文をみながら考えていきましょう。

 

 

原文

あの定食屋は、量が多いのに値段が安いし、なにより作るのが早い。

お昼の休憩にも利用しやすいので、よく通っている。

私のお気に入りだ。

 

この文は何を伝えたいのかを考えましょう。

① 定食屋の良いところ

② 利用する頻度

③ その定食屋を気に入っているという心境

 

①と②は、いわば詳細ですね。

この文でもっとも強く伝えるべきことは、③の内容です。

文を並び変えてみましょう。

 

 

 

改善文

あの定食屋は、私のお気に入りだ。

量が多いのに値段が安いし、なにより作るのが早い。

昼休憩にも利用しやすいので、よく通っている。

 

原文では、最後まで読み進めないと内容の方向性がつかめませんでした。

重要度の高い内容を先にもってくることで、読みやすく、わかりやすい文章になりました。

ここからわかるとおり、大事な内容を先に書いたほうが読み手に親切なのです。

 

 

文章の特性として、書き出し部分にある内容は全体に大きな影響を与えます。

書いた内容が先頭であればあるほど引っ張られる範囲が広くなるので、当然といえば当然です。

 

この特性を活かした文章の型が、結論先行型の構成ですね。

大枠の型としてではなく、短い文章でも応用できるのです。

書き始めはもちろん、文章を並び替えるときにも参考にしましょう。

 

 

Posted by 赤鬼