混同しがちな接続詞

2017年7月30日

 

真面目な語調で書くときには、下記の接続詞を使う機会が増えます。

 

● または

● もしくは

● および

● ならびに

 

これらは、使い方を混同しがちな接続詞です。

適切に使わなければ、意味が通じない文章になってしまいます。

 

 

混同を防ぐために、まずはグループ分けをしましょう。

 

 

 

 

A. 複数の中から、どちらかを選ばせる場合

● または     例 : ハンカチまたはタオルをお持ちください。

● もしくは    例 : ハンカチもしくはタオルをお持ちください。

 

 

 

B. 先に示した内容に、付け加える場合

● および     例 : ハンカチおよびタオルをお持ちください。

● ならびに    例 : ハンカチならびにタオルをお持ちください。

 

AとBの場合を比べて、書かれている内容の違いが読み取れますか?

読み手が持つべきものは何なのでしょう。

 

 

Aの場合は、ハンカチかタオル、どちらかを持てばいいですね。

Bの場合は、ハンカチとタオル、両方とも持たなければいけないのです。

 

 

接続詞の使い方ひとつで、文章の意味がガラッと変わるのです。

例文のように、何かを指示する文章の場合は特に注意が必要ですね。

読み手がとるべき行動が変わってしまいますので、混同して使わないようにしましょう。

 

Posted by 赤鬼