混同しがちな接続詞
真面目な語調で書くときには、下記の接続詞を使う機会が増えます。
● または
● もしくは
● および
● ならびに
これらは、使い方を混同しがちな接続詞です。
適切に使わなければ、意味が通じない文章になってしまいます。
混同を防ぐために、まずはグループ分けをしましょう。
A. 複数の中から、どちらかを選ばせる場合
● または 例 : ハンカチまたはタオルをお持ちください。
● もしくは 例 : ハンカチもしくはタオルをお持ちください。
B. 先に示した内容に、付け加える場合
● および 例 : ハンカチおよびタオルをお持ちください。
● ならびに 例 : ハンカチならびにタオルをお持ちください。
AとBの場合を比べて、書かれている内容の違いが読み取れますか?
読み手が持つべきものは何なのでしょう。
Aの場合は、ハンカチかタオル、どちらかを持てばいいですね。
Bの場合は、ハンカチとタオル、両方とも持たなければいけないのです。
接続詞の使い方ひとつで、文章の意味がガラッと変わるのです。
例文のように、何かを指示する文章の場合は特に注意が必要ですね。
読み手がとるべき行動が変わってしまいますので、混同して使わないようにしましょう。
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