小説で使われる文章の種類
こちらの記事では、小説の構成要素についてご紹介しました。
今回は、その中の「文章」についてピックアップします。
小説には、どのような文章が使われているのでしょうか。
大きく分けて、3種類あります。
まずは、会話文です。
小説に使う文章のなかでも、解説が不要なくらい、もっともイメージしやすいでしょう。
原則としてかぎ括弧(「」)でくくられますが、電話での内容などはダッシュ(―)を用いることもあります。
次に、描写文です。
描写文とは、心情や情景を描いて伝える文章のことです。
その様子を読み手に実感させるべく、書き手は創意工夫を凝らします。
これは、小説を書く上での醍醐味ともいえますね。
最後に、説明文です。
取り急ぎ、会話でもなく描写でもない、それ以外の文章と考えましょう。
「説明文」と銘打つくらいですから、書いてある内容を読み手に理解させることが目的です。
説明文の書き方については、語彙力や言葉選びのセンスなど、文章力の地力が試されます。
あくまで大まかな分類ではありますが、世に出ている小説の文章のほとんどが、このどれかに含まれるでしょう。
いわゆる才能に恵まれた人であれば、感覚のみを頼りに書くこともできるかもしれませんが、そこに期待しても仕方ありません。
闇雲にダラダラ書いてしまい、まとまりのない作品にならないよう、これら3つの文章をうまく使い分けましょう。
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