【ビジネスメール】基本の構成
ビジネスメールの本文には、基本となる構成があります。
この構成を守ることは、社会人としてのマナーを守ることでもあります。
一般的なビジネスメールは、次の5項目から成り立っています。
① 宛名
② あいさつ
③ 本文
④ 結び
⑤ 署名
この構成をベースにするだけで、ビジネスメールをスラスラと作成することができます。
いわば、「ひな形」のようなものですね。
例をもって具体的にみていきましょう。
○○商事
第一企画部
鈴木次郎 様
いつもお世話になっております。
株式会社□□□□の佐藤です。
新規プロジェクトの件につきまして、△月×日にメールをお送りいたしました。
そちらはご覧いただきましたでしょうか?
もし届いていないようであれば、お手数ですがその旨をお知らせください。
ご多用のところ恐縮ですが、ご確認いただければ幸いです。
何卒、よろしくお願いいたします。
————————————————–
佐藤一郎 <kkkkkkkkkk@jjjjj.co.jp>
株式会社□□
〒000-0000 東京都新宿区南新宿0-0-00
電話(03)0000-0000 FAX(03)0000-0000
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社会人としての経験がある人が読めば、何の変哲もない催促メールです。
そうでない人からすれば、ワケがわからないかもしれません。
そこで、どの部分に「宛名」「あいさつ」「本文」「結び」「署名」の5要素が割り当てられるのかを明記してみました。
↓宛名↓
○○商事
第一企画部
鈴木次郎 様
↓あいさつ↓
いつもお世話になっております。
株式会社□□□□の佐藤です。
↓本文↓
新規プロジェクトの件につきまして、△月×日にメールをお送りいたしました。
そちらはご覧いただきましたでしょうか?
もし届いていないようであれば、お手数ですがその旨をお知らせください。
ご多用のところ恐縮ですが、ご確認いただければ幸いです。
↓結び↓
何卒、よろしくお願いいたします。
↓署名↓
————————————————–
佐藤一郎 <kkkkkkkkkk@jjjjj.co.jp>
株式会社□□
〒000-0000 東京都新宿区南新宿0-0-00
電話(03)0000-0000 FAX(03)0000-0000
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この構成をもって作成すれば、立派なビジネスメールの完成です。
作成するたびに必ず内容が変わるのは、「本文」くらいのものです。
他の要素については、そこまで大きく変化しません。
もちろん、メールを送る相手によって「宛名」は変わりますし、親交の深さから「あいさつ」の内容も違ってくるでしょう。
とはいえ、たとえば会社として初めてメールを送る相手に「いつもお世話になっております」が使えないといった、常識的な範囲内での変化です。
夜の時間帯に「こんにちは」が使えないのと同じですね。
「結び」は、同じ文言をくり返し使用してもかまいません。
相手に「よろしくお願いする」系統で、失礼なく伝わる文言であれば、なんでも良いでしょう。
「署名」については、むしろ定型化するべきです。
定型文に登録してしまったほうが、スムーズにメールが作成できるからです。
このように、構成を紐解いて考えれば、ビジネスメールはとてもかんたんに書くことができます。
力を入れるべきは「本文の内容」であることもわかるため、おのずとクオリティも上がるでしょう。
社内の誰かに向けたメールであれば、この文面を簡素化して作成する場合がほとんどです。
しかし社外メールの文面は、業種や職種を問わず、この構成が基本となります。
くり返しになりますが、この構成を守ることは、社会人としてのマナーを守ることでもあります。
構成の5要素とそれぞれの配置を覚え、メールをスムーズに作成していきましょう。
■ 参考
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