【文章の書き方】「なぜ」で文章をふくらませる【ネタに困らない方法】

 

書き手が抱いた「なぜ」という疑問から生まれる文章があります。

そこに書かれる内容は、探究心をもって書くことになるでしょう。

この性質を利用すれば、文章をふくらませることができるようになります。

順を追って確認していきましょう。

 

 

「なぜ」から文章が始まる

先日ご紹介したとおり、「なぜ」は文章を書くきっかけとなります。

物事に疑問をもつことから筆をとり、文章を紡いでいくのです。

そしてその内容は、読み手にとっても興味深いものになるでしょう。

 

「なぜ」がもたらすのは、単なる”きっかけ”だけではありません。

文章に「なぜ」を重ねていくことで、内容を深いものにすることができます。

 

 

「なぜ」で文章をふくらませる

前回の例を引用しましょう。

 

● なぜ眉毛が生えているのか

 

このテーマだけでも、それなりの規模の文章を書くことができます。

きっかけとなったのはもちろん、「なぜ」という素朴な疑問ですね。

 

ここでさらに「なぜ」を重ねてみましょう。

そうすることで、文章をふくらませることができます。

 

● なぜ現代人は眉毛を切って薄くしたり、剃って細くしたりするのか

● なぜ中国の女性は眉毛をすべて剃り、入れ墨で似たかたちを彫るのだろうか

● なぜ髪の毛は抜け落ちてハゲてしまうのに、眉毛はハゲないのだろうか

 

 

また違った角度から、眉毛の謎についてアプローチすることができます。

このように、より多くの「なぜ」を重ねていけば文章のネタに困ることはないでしょう。

 

 

ボリュームが足りない場合に最適

書き手は、文章のボリュームに悩むことがあります。

「内容が薄い」「平板な印象になった」「文字数が足りない」

状況によってさまざまですが、文章のボリュームが気になる瞬間はどんな書き手にだってあります。

 

そのときは、文章に「なぜ」を重ねてみましょう。

するとほとんど自動的に、新たなネタが浮かんできます。

文字数を稼ぐだけでなく、より深い内容にまで言及できるようになるため、とても効果的です。

質・量ともに、ボリューム不足を解消できるでしょう。

 

もちろん、注意点もあります。

本来の内容から脱線したり、遠すぎる物事を扱うことは避けるべきですね。

ここにだけ気をつけながら「なぜ」でつなげば、格段に書きやすくなります。

筆が止まってしまったときなど、大いに役立つでしょう。

 

■ 参考

Posted by 赤鬼