2019年の終わりに
年の瀬。
例年どおり、この一年の活動を振り返ります。
「攻めた模索」の一年
まずはブログ運営のことから書きます。
『文章の鬼』では今年、さまざまな実験を行いました。
毎日更新にチャレンジしたり、不定期更新に戻したり。
記事の構成を変更したり、全体のデザインを改新したり。
掲載広告を増減させてみたり、Googleにおまかせしてみたり。
ブログ運営のスタイルを模索したのです。
「手探りの運営」という意味では、今までとなんら変わりはません。
ただし今年は、思い切って攻めてみました。
結果として、多種多様なデータが収集できたことはもちろん、活動中にしっかりとした手ごたえを感じたこともあります。
現時点では今後の指針が決まったとは言い切れませんが、大まかな方向性は定まってきました。
今年得たものは、来年以降有意義に活用していきます。
赤鬼、雑誌に寄稿する
ひとつ、大きな出来事がありました。
実は、某有名雑誌から執筆依頼をいただいたのです。
「ブログ⇔雑誌」という導線が結ばれる状況は、決して珍しいことではないでしょう。
しかし私は、顔や本名、実績すらもぼかしながら活動しています。
いわば「扱いづらい書き手」であり、依頼する側としても抵抗感や不安感は少なくなかったはずです。
まさか「赤鬼」名義でお仕事をいただけるとは思っていなかったため、とても驚きました。
ちょっとしたワケがあって大々的なアナウンスはしませんでしたが、このお仕事を通じてお世話になった方々はもちろん、私の文章を読んでくださった方々に対しても心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
出会いの質が変わった
物書きは地味な職業ですが、(少なくとも私は)年中引きこもっているわけではありません。
書き手同士の交流もさることながら、イベントを通じて企業の方々と知り合ったり、取材先の人と仲良くなったりなど、さまざまな出会いがあります。
今年に関していえば、出会った方々の質がこれまでとは変わってきたように思います。
● 企業の広報担当者 → 取締役
● アマチュアの音楽好き → プロのミュージシャン
● WEB中心で活動する作家 → 紙媒体中心で活動する作家
私の活動内容にさほど大きな変化はなく、ビジネス色が強くなったわけでもありません。
質が変化したとはいえ、それぞれの肩書きに優劣をつけるつもりもありません。
しかし各人からいただいた名刺を見返すと、ずいぶんと様変わりしたように思えるのが正直なところです。
その良し悪しは判断できませんが、「環境の変化」と「書き手の活動」の関係は相互的に作用しているはずで、見つめ直す必要があります。
ひょっとすると、書き手としてのターニングポイントを迎えているのかもしれませんね。
間違った方向に進まないよう、自分をとりまく環境の変化に対する感度を高めようと思いました。
地道に、謙虚に、着実に
私は、いわゆる”天才タイプ”の物書きではありません。
センスで勝負できないからこそ、努力するしかないのです。
基本的なスタンスを変えないまま、3年間、地道に活動を続けてきました。
努力が実ったわけではないにしろ、ゆるやかなステップアップは実感しています。
とくに今年は、全国流通の雑誌に『文章の鬼』『赤鬼』と掲載されました。
このことはひとつの結果として評価できるのではないか、と思っています。
ただし、書き手として謙虚でいることは忘れないようにします。
イケイケドンドンで進んでいくと転んでしまいますからね。
なによりブログ運営そのものが、「手探り状態」からまだまだ脱却できそうにありません。
書き手として死に急ぐことなく、ゆっくり着実に歩むことができれば幸いです。
かんたんですが、これをもって今年の総括とさせていただきます。
今年一年、本当にお世話になりました。
来年もまた、よろしくお願いいたします。
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