【ブログ運営】ブログを始めるときには「3つの覚悟」が必要【収益・経営・姿勢】

 

私は『文章の鬼』をはじめ、複数のブログを運営しています。

ひとりのブロガーとして思うことや考えること、拙い経験をふまえて伝えたいことがいくつもあります。

 

今回は、ブログを始めるときに必要な「3つの覚悟」を取り上げます。

ひょっとすると、この内容はあなたが望んでいるものではないかもしれません。

少しでも参考になることを信じて、身を切りつつ書いていきます。

 

 

金儲けをしない覚悟

「ブログで稼ぐ方法」「○ヶ月で□□万円稼ぐやり方」「月□□万円稼ぐには××すべき」

主にネット上で見られるこのような文言に、魅力を感じている人も少なくないでしょう。

しかし私は、いわゆる「金儲けを目的とするブログ運営」をおすすめしていません。

なぜなら、本当に稼いでいるブログは「金儲け」を考えていないからです。

 

もちろんマネタイズに至るまでの方法やセオリーは存在していますし、結果として収益を得ることを否定するつもりはありません。

しかし世の中に存在する「人気ブログ」は、収益にコミットする様子を見せず、読み手に有益なコンテンツを発信しています。

そこに「お金の匂い」が充満していれば、読み手は離れていくでしょうし、収益はかえって減っていくでしょう。

 

だからこそ書き手は、金儲けをしない覚悟をもつべきです。

ここでの覚悟による恩恵は、ある程度のタイムラグはあるものの、意外なかたちで書き手に還ってくるでしょう。

 

 

結果を急がない覚悟

金儲けをしないとはいえ、タダでブログは運営できません。

執筆に使うスマートフォンやパソコンはもちろん、電気代やインターネットの利用料もかかります。

サーバーのレンタル契約代金やドメインの取得費用にくわえ、それぞれの更新料だって必要です。

取材が必要であれば交通費もかかりますし、物品を購入するならその都度出費がかさみます。

 

運営にかかる必要経費くらいはカバーしたいところですが、安定した収益を得られるまでには相当な時間を要します。

仮に経費をまかなえるくらいになったとして、そこから“継続的に”収益を発生させ、「持続可能なブログ」にしていくには、さらに長い年月がかかると思ってください。

「数ヶ月先」程度では破綻する確率が高くなるため、最低でも「数年先」を見据えながら運営していきましょう。

 

したがって書き手には、結果を急がない覚悟が求められます。

ブログを「健全な経営状態」で支えるためには、短期的な戦略を立てようとはせず、中長期に渡るビジョンをもたなければなりません。

 

 

ブログを楽しむ覚悟

もっとも悲しいのは、記事の執筆ないしブログの運営が「処理業務」になることです。

あくまで個人的な感想ですが、仕事をするかのように書いていたり、事務的に更新していたりと、血の通っていないブログ記事が増えたように思います。

「ブログ=稼ぐ手段」として広く認知されたことや、それを受けてキュレーションサイトが乱立された経緯なども含めて、要因はさまざま考えられます。

 

結果的にそのブログが読み手のためになっているのであれば、それに越したことはありません。

しかし、老婆心ながら、書いている本人が楽しめているかどうかを気にかけてしまいます。

 

個人がブログ運営に着手するのであれば、まずは本人が楽しむことが先決です。

「ひとりのブロガー」として運営するブログは、誰かに強制されて作業するものではないし、必要に迫られて書くものでもないはずです。

理屈や論理や根拠を超えた「書きたいから書く」という衝動が、ブログ運営の強い推進力になります。

そのためにも書き手は、ブログを楽しむ覚悟をもちましょう。

 

 

最後に

「早く稼げるようになりたい」「人気ブログに成長させたい」「効率よく執筆したい」など、今後に有効活用できる情報を期待していた人も少なからずいたことでしょう。

そのような情報であれば、世の中にたくさん溢れています。

実績を公開している有名ブロガーさんも多数いらっしゃいますし、そちらを参考にしたほうがきっとタメになるでしょう。

 

しかしあくまで私個人の「肌感覚」ではありますが、入口から楽な道を選ぶのは悪手だと考えます。

ブログ運営は地味な作業が延々と続きますし、やはりそれなりの覚悟が求められるのは間違いありません。

”ふるいにかける”といえば少し乱暴ですが、ブログ運営のために使う時間やお金を無駄にしてほしくないため、あえて「3つの覚悟」としました。

ここを乗りこえれば、ブログ運営から「喜び」や「楽しさ」を実感できるときが必ずやってきます。

 

厳しい物言いもあったかもしれません。

ただ、あなたがブログを始める際の手助けに、そして今後も書き続けるコツとして参考になれるのであれば幸いです。