【ブログ運営】「気になる」の作り方【シリーズ化】【チャレンジ企画】
今回はブログのリピーターについて考えましょう。
以前ご紹介した記事の番外編のような内容になります。
ここでフォーカスしたいのは「継続的に読む理由」の部分です。
芸能人でも有名人でもない書き手が、これを作るとなるとかんたんにはいきません。
とはいえ、ブログを読みたくなるその背景には、基本的な構造や、根本的な理屈は存在しています。
つまり「継続的に読む理由」をもたらすための方法論があるわけです。
一緒に考えていきましょう。
「気になるから」を作る
読み手がブログに戻ってくるとき、その心境は意外にもシンプルです。
平たくいえば「気になるから」です。
「情報がほしい」「続きが知りたい」「書き手に関心がある」など、継続的に読む理由はさまざまです。
このときの心境は、「気になるから」の一言にまとめることができます。
すると、ブログを運営する上での目標が明確になります。
ブログのなかに、読み手の「気になるから」を作ること。
これさえ実現できれば、リピーターの確保に直接つながっていきます。
次項からより具体的に考えていきましょう。
コンテンツのシリーズ化
「気になるから」を作るためには、読み手の関心をひきつけないといけません。
そのために有効なのは、コンテンツをシリーズ化することです。
わかりやすい例は、「チャレンジ企画」です。
例
● 難関国家資格に合格する
● アフリカ大陸を徒歩で横断する
● 3年以内に小説家としてデビューする
すでに数々のブロガーやYoutuberが挑戦してきた企画も含まれています。
あくまでも例として考えてください。
ブログでチャレンジの”過程”を提示することによって、読み手は途中経過を追うことができます。
ここで重要なのは、読み手から応援されるようになることです。
読み手から応援してもらえる状態になれば、チャレンジした結果がどうなったかが”気になる”はずです。
結果を受けての心境やそのときの言葉、後日談や振り返ってみての感想など、シリーズだからこそ書けることもあります。
これらを含めてコンテンツのおもしろさにつなげることができれば、リピーターの確保に成功したといえるでしょう。
シリーズ化する内容を熟考する
「目標にむかって頑張る姿」は無条件で美しく映えるものですが、なんでもいいわけではありません。
はなからブログのコンテンツとして扱うのであれば、ある程度の需要は見込んでおくことが大切です。
たとえば「一ヶ月で5キロ痩せる」などは、誰でも実践できるという意味で読み手に寄り添っているかもしれませんが、シリーズ化する企画としては非常に弱いといえます。
チャレンジする内容がキャッチーであるか、読み手の興味を駆り立てるかなど、書き手はしっかり気にかける必要があります。
さらには、企画した段階で「達成までの大まかなシナリオ」も見据えておくべきです。
「年収一千万円を目指す」と宣言したものの、達成できないまま停滞、あるいは消えていったブログはたくさんあります。
高い目標を設定するのはいいことですし、少しずつ記録として残したい気持ちもわかります。
ただし、その夢を読み手に提示するとなれば、相応の努力を示したり、個性的なアイディアを発揮しなければ応援されないでしょう。
だからこそ、シリーズ化する内容は熟考すべきです。
読み手に「気になるから」が立ち上がらない内容は、”個人日記”の範疇におさまります。
個人日記が悪いとは思いませんが、あえてその内容をシリーズ化する意味があるのかは疑問です。
ブログ運営者として「リピーターの確保」を目的とするのなら、個人日記状態は失敗というしかないのです。
人間味のあるドラマを作る
なにかを達成するまでの間、読み手がなにをみているかといえばドラマです。
つまりコンテンツをシリーズ化することは、ドラマを作ることでもあるのです。
その企画に魅力的なドラマが含まれていれば、達成までの過程に興味をもってくれるでしょうし、きっとまたブログを訪れてくれるはずです。
テレビドラマのような脚本を書く必要はありませんが、読み手に対してどう魅せるかは吟味する必要があります。
もちろんそこには書き手にもともと備わっている能力や、人柄も大いに関係してきます。
極端にいえば、「性悪だけどなんでも要領よくこなせるヤツ」が応援されるのは難しいでしょう。
たとえポンコツでも、友達が少なくても、容姿が優れていなくても、誠実に頑張っているのなら応援してくれる人は必ず現れます。
せっかく読み手に提供するドラマを仕立てるわけですから、そこには書き手の人間的な魅力が必要不可欠なのです。
運営者として、シリーズの設計段階で戦略的になるのは仕方ありません。
多かれ少なかれ、「ウケるだろう」というたくらみがあるはずです。
しかしいざ動き始めたら、文章からにじみ出る書き手の魅力が、その出来栄えを左右します。
「気になるからまた読みたい」と思ってもらえるような、人間味のあるドラマを仕立てましょう。
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