作品を書くための取材

小説では、作者の知らない世界を描かなければならないことがあります。

多くの場合、書籍やインターネットで調べると大量の情報が手に入ります。

しかし、作品のリアリティを求めると、それではまかなえない部分が必ず出てくるでしょう。

そこで作者は、取材を行って知識を補うのです。

取材には、大きく分けて2つの種類があります。

まずは、自力で調査できる範囲の取材です。

作中に描く土地や建物へ、作者が実際に出向くのです。

今となってはインターネットさえあれば大抵の情報が手に入りますが、現地の空気を感じることはとても重要です。

現場に足を運んだからこそ見えてくる景色や、そこから導かれる心情は、取材をしなければ手に入らない貴重な情報です。

作品をブラッシュアップするにあたって、大きな効果が期待できます。

もうひとつは、インタビューが必要になる取材です。

作者が経験したことのない事柄を描く場合は、経験者に話を聞くのが手っ取り早いでしょう。

仕事や趣味をはじめ、車の運転などの「特定の動作」もこれに含まれます。

書き手が経験したことであればインタビューの必要なありませんが、その題材ばかりを扱っているといずれネタ切れになりますね。

「人の手間を煩わせる」という部分でハードルは高くなりますが、手段のひとつとして備えておいたほうが良いでしょう。

忘れてならないのは、取材は作者の都合で行われるということ。

人にインタビューする場合はもちろん、足を運ぶ現場によっても取材を拒否されることがあるでしょう。

むしろ、名前が売れていない限りは、快く引き受けてくれるほうが珍しいです。

「ダメでもともと」「OKが出たらラッキー」「感謝しながら取材する」といった、謙虚な姿勢でいることが大切です。

人や場所に対するマナーを守った上で、良い作品を執筆しましょう。

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