文章にデータを盛り込むコツ

 

文章にデータが盛り込まれると、読み手に与える説得力が格段にアップします。

伝わる文章を書くためには、データの扱いが重要な鍵となるのです。

 

グラフや表で示されたデータであれば、書き手としても扱いやすいでしょう。

しかし、視覚的にわかりやすいデータが都合よく手に入るとも限りません。

 

今回は、文章内にデータを盛り込むコツをご紹介します。

 

 

原文

今日は、暑い日だった。 

 

伝えたいことはそれとなく伝わりますが、具体性のない文ですね。

あえて書くまでもない内容、といった印象すらも受けます。

 

これをデータを用いて書き換えてみましょう。

 

 

改善文

今日は、最高気温が35℃を超えた日だった。

 

その日が猛暑であったことが、明確に伝わる文になりました。

 

何が行われたかというと、形容詞をデータに置き換えたのです。

「暑い」 ⇒ 「35℃」

そして、文章内での整合性をとるために、「最高気温が~を超えた」というわけです。

 

文章にデータを用いるとき、ポイントとなるのは形容詞です。

形容詞に着目して、そこにデータを盛り込む余地があれば置き換えてみる。

そうすることで、文章の説得力が増すのです。

 

内容を数字で示すということは、読み手に対して具体的かつ正確な情報を提供することと同義です。

もしも自分の文章が、あいまいで伝わりづらいと感じたのなら、形容詞にフォーカスしてみましょう。

データに置き換えてみれば、輪郭がはっきりとした文章へと変貌するでしょう。

 

 

■参考

 

 

Posted by 赤鬼