【創作】リアルとリアリティの違い【読み手に勘違いさせる】
今回は「リアル」と「リアリティ」の違いについてご紹介します。 両者は似て非なるものですから、書き手はこれらの違いを理解した上で使い分ける必要があります。 例をまじえながら考えていきましょう。 「リア ...
【雰囲気から細部】人間観察を具体的に考える【意外な要素】【視線の先】
書き手が人間観察をするときは、さまざまな情報を一瞬で読み取らなければなりません。 今回扱うのは、「雰囲気」「細部」「意外な要素」「視線の先」の4つです。 これらの複合的な情報を収集し、想像を膨らませていきます。 詳しく見ていき ...
【人物を描く】書き手目線での人間観察【観察・想像・創造】
小説で描く人物には、「リアリティ」が求められます。 あえて浮世離れした人物を描くこともありますが、それは「人物を描く力」をすでにもっているからこそ使える手法です。 リアリティのある人物を描くには、普段から書き手の目線で人間を観 ...
【存在意義】「その他」の登場人物【設定を考える】
主人公やヒロインの設定には力を入れるはずです。 物語に敵役がいれば、その描き方にも工夫を凝らすでしょう。 しかし「町人A」「通行人B」「先客C」など、場面に居合わせた登場人物の描き方はそっちのけになりがちです。 今回は「その他 ...
【小説の構成】「盛り上がり」を最初に示す【書き出し】
最初は「音楽」で考えましょう。 今まで聴いた音楽の中に、"サビ"から始まる楽曲があるはずです。 『世界にひとつだけの花』(SMAP)が良い例ですね。 本来いちばん盛り上がるはずのサビを頭におくことで、楽曲の序盤から聴き手を引き ...
【作品の評価】書きあぐねてしまう2つのパターン【不安と不満】
作品の出来栄えに納得がいかず、筆が止まってしまうことがあります。 「出来栄え」を気にするということは、少なからず"作品の評価"を見据えているわけですね。 これ自体は致し方のないことですが、作品を仕上げるためにはどこかで区切りを ...
【作品の印象】「つまらない」から「おもしろい」へ【試行錯誤の方向性】
小説を執筆していると、自分の作品に対して「つまらない」と感じることがあります。 作品の印象を「おもしろい」に変えるべく、書き手はあらゆる角度から試行錯誤するでしょう。 今回はその「試行錯誤の方向性」について考えていきます。 よ ...
【精神的な特徴】変わるものと変わらないもの【求められる変化】【読み手の意識】
物語で扱う要素として「変わるもの」と「変わらないもの」があります。 今回は、精神的な特徴の変化について考えてみましょう。 精神的な特徴は、登場人物の「内側」にあるものです。 書き手がこれをどのように扱うかによって作品の在り方が ...
【明記しない】伝えたいことを「浮き彫り」にする【読み手に預ける】
創作では、明記を避ける傾向にあります。 要するに「伝えたいことをはっきり書いてはいけない」のです。 創作の書き方におけるセオリーのようなもので、どこかで見聞きしたことのある書き手も多いでしょう。 今回はこのセオリーについて、実 ...
【一人称で書く】主人公と地の文の関係を考える【主人公の年齢】【文章の偏差値】
小説を一人称で書く場合、地の文の土台となるのは"主人公自身"です。 とくに「主人公の年齢」は内面を標榜する基準となり、地の文の書き方に強い影響を及ぼします。 そこで書き手が悩むのは、年齢に応じた地の文を書くべきかということです ...