改行がもたらす効果
だらだらと長い文章は、読み手を疲れさせます。
それを防ぐために用いる手段のひとつが、「改行」です。
改行は、読み手を疲れさせないだけでなく、書き手自身にも有益な効果をもたらします。
今回は改行がもたらず効果について、一歩踏み込んで考えていきましょう。
原文
空港での中国人の振る舞いにいつも驚かされる。公衆の面前で恥ずかしげもなく大声で話し、時には恫喝ともとれるような勢いでまくし立てる。このことについて、知り合いの中国人に意見を求めた。すると彼は、「あのように振る舞うのはほとんど台湾人だよ」と答えた。
読み手の立場で考えてみましょう。
とてもストレスがたまる書き方ですね。
文章を読みなれている人からすれば、このくらいの内容と文字数であればなにも問題ないかもしれません。
しかし、少しの工夫をするだけで、文章はもっと読みやすくなるのです。
改善文
空港での中国人の振る舞いにいつも驚かされる。
公衆の面前で恥ずかしげもなく大声で話し、時には恫喝ともとれるような勢いでまくし立てる。
このことについて、知り合いの中国人に意見を求めた。
すると彼は、「あのように振る舞うのはほとんど台湾人だよ」と答えた。
それぞれの文を改行をしただけで、原文とはまったく違った文章のような読み心地になりました。
起承転結で構成されていることも、一目でわかるようになりましたね。
適切に改行することで、文章は格段に読みやすくなるのです。
改行がもたらす効果は、読み手のものだけではありません。
書き手の頭をリフレッシュさせることもできます。
改行もせずにだらだらと長く書いてしまっては、書き手自身も疲れてしまうでしょう。
区切りごとに小休憩をいれることで、集中力を保てるのです。
その繰り返しの中で、発想を刺激されることもあります。
特にインターネット上の文章においては、改行を積極的に使ったほうが読みやすいとされています。
ウェブ主体で活動している書き手は、参考にしましょう。
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