「時代の影響」を自覚する
私たちは皆、時代の影響を受けています。 音楽やファッションのような、文化的な物事はわかりやすいですね。 新しいものと古いもの活発に代謝していく過程で、時代によってトレンド(流行)が生じます。 それだけでなく、社会で生きていくた ...
「表層にある文体」は作家特有のものではない
他人のメールやSNSの投稿文を見たとき、「その人らしさ」を感じることがあります。 文章を読んだだけで「誰が書いているのか」を特定できる場合もありますね。 ここから感じ取ったものは、その人特有の「文体」といって間違いないでしょう ...
卑しい欲求を取り入れる
今回ご紹介するのは、小説をおもしろくする裏技といっても過言ではありません。 タイトルにあるとおり、作品の中に卑しい欲求を取り入れるのです。 卑しい欲求とは、表立って言えない、明るみに出しづらい、人前では公表できな ...
「状況+モノ」を心情と対比させる
小説の執筆していると、書き手の目的ありきで場面を設定したくなることがあります。 プロットにそって、という大枠の意味ではありません。 もっと局所的に、書き手が意図した上で行う場面設定です。 たとえば、主人公の心情を ...
創作の独創性とは
小説を書いている人は、作品の独創性にこだわります。 盗作や剽窃などに手を染めるような一部の不届きモノを除けば、書き手として自分のスタイルを大切にするのは自然なことですね。 では、独創性とはどこから生まれくるのでし ...
心情描写と心理描写の違い
今回は、心情描写と心理描写について考えます。 どちらも、登場人物の内面を描写した文章を指す言葉ですね。 これらについて、使い分けがあいまいになってはいないでしょうか。 もしくは、「どちらも同じことだ」と解釈してい ...
時間を描写する
見たままのモノを写すだけでは、描写とはいえません。 そこで書き手は、読み手の五感に訴えかけるような描写になるよう、自らの感性を研ぎ澄ますのです。 こうした工夫や努力は、とても良いことですし、書き手に必要なことです ...
会話文の補足説明をひかえる
今回は、「会話文」と「地の文」のマッチングに関する内容です。 最初に、結論から示しておきましょう。 会話文の内容を、地の文で補足するクセをつけないようにしましょう。 場合によっては、読み手の楽しみを奪うことになる ...
物語の現実を会話文で壊さない
物語には、物語の現実があります。 これを、書き手の都合にあわせて扱ってはなりません。 とくに気をつけるべきは、会話文の書き方です。 登場人物の性格やストーリーはどうにかつじつまを合わせることができま ...
「作者=主人公」に注意
主人公を「自分の分身」として扱ってはいないでしょうか。 一人称視点の作品では、とくに「作者=主人公」として描かれやすい土台がそろっています。 誤解を防ぐために断っておきますが、小説の在り方は多種多様であるべきです ...