「登場人物の人格」がもたらす運動性
以前、小説の運動性についてご紹介しました。 ■ 小説は書くたびに動いていく 運動性をもたらす要因は、書き手の構想に変化があった場合や、物語でとるべき整合性が見えた場合など、いくつか挙げられます。 「登場人物の人格」も、要因のひ ...
「人間関係」から人間を描く
「出来事に対するリアクション」を重ねることで登場人物の人格が規定されるとご紹介しました。 ■ 物語が進むほど「登場人物の人格」は規定される 今回は、登場人物の人格を規定する「出来事」について、具体的に考えていきま ...
物語が進むほど「登場人物の人格」は規定される
今回は、「登場人物の人格」について考えます。 登場人物の人格は、書く前に設定しただけでは描くことができません。 前提として覚えておきましょう。 登場人物の人格は、物語が進行するにつれて規定されていきます。 ...
プロット優先での「人格破綻」に注意する
今回は、「物語のプロット」と「登場人物の人格」の関係について考えましょう。 物語の骨組みとなるプロット(筋書き)と、物語を動かす登場人物の人格は、常に相関しています。 いざ執筆するときは、双方の関係をみながらバランスをとらなけ ...
「人物×苦悩」を考える
この記事に引き続き、人間の描き方についてご紹介します。 ■ 「人間」を描くこと 特定の人物を魅力的に描こうとするとき、必ずといっていいほどつきまとうのが「苦悩」です。 実際、小説を読ん ...
「人間」を描くこと
今回は、人間を描くことについてご紹介します。 方法論というよりも、概論として考えたときの「人間の描き方」についてみていきましょう。 ノンフィクションの小説を執筆するとします。 ノンフィクション作品の ...
「手記」と「小説」の違い
「手記と小説は、どう違うのか」 小説を書きはじめたときに浮かぶ疑問のひとつですね。 たしかに「一人称で書かれた私小説」を読むときは、手記との区別がつきづらいものです。 読み手の立場からすれば、疑問に思うのも無理は ...
創作に必要な「2つの想像力」
今回は、こちらの記事に続けて考えていきましょう。 ■ 物語から求められるものを理解する 書き手が果たすべき責任として、作品としての体裁を保つこと。 そして、物語から求められたものを理解した上で執筆することをご紹介しました。 ...
物語から求められるものを理解する
創作は自由です。 書き手の頭にあることを、思ったままに表現することができます。 ただし何事においても、自由には責任が伴います。 物語の世界を描いていく上で、書き手が果たさなければならない「責任」とは何でしょうか。 ...
「書かない内容」が物語を支える
物語を構築する際、書き手は「書く内容」と「書かない内容」を取捨選択しながら執筆しますね。 ■ 「書かない内容を決める」こと ■ 「書くと決めた内容」を作品に浸透させる 執筆ですから、「書く内容」に重きをおくのは当 ...