【ビジネスメール】メールの目的を明確にする
ビジネスシーンで送受信されるメールには、必ず目的があります。
メールを作成するときには、この目的を明確にしなければなりません。
ここがあいまいになると、相手は「何を伝えたいのか」が不明瞭になり、大きな負担をかけてしまいます。
目的を明確にするためにあたって、2つのポイントがあります。
ひとつは、内容を考えるときのポイントです。
作成者は、そのメールがもたらす「結果」を想定しておくことが大切です。
言いかえれば、相手に何をどうしてほしいのかをはっきりさせるのです。
本来の目的がぼやけないように、メールに書く内容をシンプルにまとめなおす作業が必要です。
たとえば「相談したいことがあり、その”内容を検討”してほしい」だったとしましょう。
すると、メールの要点が浮かび上がってきます。
結果が「内容の検討」であれば、目的は「相談する」ですね。
このように、一度シンプルに考えてみることが重要です。
そうすれば「何を伝えれば良いのか」をコンパクトにまとめることができるのです。
もうひとつは、構成に関わるポイントです。
メールを送る目的がはっきりしたら、それを前半で提示するのです。
だらだらと余計な前置きが入ると、何を伝えたいのかがぼやけます。
当然、相手はそのメールを読むことに疲れてしまいますね。
だからこそ作成者は、件名で目的を示しておくことが大切です。
そして、内容に入るタイミングは本文の一行目からにしましょう。
件名
⇒ 「新規プロジェクトの開始日程について」
本文の一行目
⇒ 新規プロジェクト開始日程について、ご相談があります。
こうした前置きがあれば、相手は「どんなメールなのか」を把握することができますね。
早い段階で目的が示されたことで、頭も心も準備が整った状態になり、内容をスムーズに理解することができます。
結果にたどり着くまでの時間も短縮できるでしょう。
目的を明確にするために、結果を想定しておく。
そして、相手に伝わるようそれを前半で示す。
慣れてしまえば、頭のなかで完結できるようになります。
まだ慣れないうちは、内容をメモに書き出したり、本文に要項を下書きしたりと工夫すると良いですね。
目的が明確に伝わるような、わかりやすいメールを作成しましょう。
■ 参考
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