書くためには「席につく」
執筆はとても大変な作業です。
書きたくても、書けないことがあります。
書きたくなくても、書かなければならないことだってあります。
今回は、文章を書くことに何らかの抵抗を感じたときの対処法をご紹介します。
心理的な要因から、文章を書けなくなる場合があります。
いまいち気分が乗らなかったり、コンディションが良くなかったりすることはあるでしょう。
人間ですから、休息やリフレッシュは絶対に必要ですね。
ただし、これは「書くこと」が習慣として身についている場合の話です。
時間があるのにもかかわらず日常的に執筆できていないのであれば、身体的な要因からアプローチしてみるのが効果的です。
まずは毎日、席についてみることが重要です。
場所はデスクチェアかもしれませんし、座椅子や座布団かもしれません。
あなたの執筆環境に合わせて、とりあえず座ってみることから始めてみましょう。
このとき、肩に力を入れるはありません。
「良い文章を書こう」とか、「名文を生み出そう」とか、もしくは「人気者になろう」とか。
そういった思考は排除して、パソコンの画面やまっさらな紙をぼうっと見つめてましょう。
すると不思議なことに、なんだか書けるような気がしてくるのです。
内容は、他愛のないことでも良いですし、誰にも見せられないようなことでもかまいません。
そこで書いた文章が不出来で稚拙だったとしても、「書かない」よりは何倍もマシなのです。
これを毎日続けることで、あなたの筆力は確実に伸びるはずです。
もちろん、本来、文章は強制されるものではありません。
書き手自身が、”面倒事”から逃げるのは自由です。
しかし「書き手としての在り方」を考えたとき、これがポジティブに作用することはないでしょう。
何もしないまま「いつの間にか文章が出来あがっている!」など、ありえないことです。
「一文字も書いていないのに文章が巧くなる」ことも、ありえません。
何も書かなければ、何も起こらないのです。
あなたが思っているよりも、文章を書くハードルは高くありません。
「なんとなく書きたくないから書かない」は、悪い決断です。
毎日書くことで自身が成長するためにも、まずは席についてみることから始めましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません