主人公の描き方

今回は、主人公の描き方についてご紹介します。

キャラクターデザインとしての意味合いはもちろん、どのようにして物語に作用させるかまで考えていきましょう。

ここでは、3つの観点から考えていきます。

① 主人公の性格

登場人物の「性格」を描く

■ 登場人物の「性格」を練る

多くの書き手がはじめに思い浮かべるのは、性格ではないでしょうか。

主人公のようなメインとなるキャラクターであれば、たくさんの時間を割きたい部分でもありますね。

その性格を魅力的に演出するため、どのような性格であるかを細かく設定するのです。

ここまでは良いでしょう。

主人公の性格を、どのように物語へと組み込んでいくかが問題です。

具体的なかたちで組み込むにはコツがあり、次の2つがこれを実現してくれます。

② 願望と障害

登場人物の「願望」から展開を考える

■ 相応の「障害」を設定する

主人公がもつ願望は、物語を進める原動力です。

「主人公は何をしたいのか」を考えれば、物語をどんどん展開させることができます。

すぐに願望が満たされてしまってはおもしろみがないですから、書き手はそこに相応の障害を設けるわけです。

障害を乗りこえて願望が達成されるプロセスは、その物語の大きな流れであり、主要なシナリオのひとつでもあります。

③ 選択と動き

登場人物に選択させる

■ 登場人物を動かす方法

選択は、主人公の性格が表面化するところです。

たとえば、願望を達成するために積極的に行動するか、じっとチャンスを待つのかでも物語は変わってきますね。

動きも同様で、主人公の性格によってそれぞれにあてはめる動詞が微妙に変わってきます。

嫌なことを言ってきた人に対して、攻撃的な性格であれば「言い返す」、内気な性格であれば「こらえる」といったように、具体的な行動が変わってくるのです。

これら3つの観点を扱うにあたっては、それぞれを絡めることがポイントです。

「主人公の性格」×「願望と障害」×「選択と動き」

そうすることで、これらが主人公を主人公たらしめる要素になります。

「主人公の性格」を活かすために、主人公のことを意識しながら「願望と障害」を設定し、「選択と動き」を描いていく。

どれかひとつが欠けてしまうと、その人となりが伝わりづらくなるのはもちろん、物語によっては成立させることすら難しくなる場合もあります。

読み手に「この人が主人公だ」と明確に示し、物語を進めるためにも主人公のパーソナリティがどの部分に作用しているのかを意識することが重要です。

ぜひ、執筆の参考にしましょう。

■ 参考

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